IEEE TALE 2018 Wollongong Australia Report3 (3rd-day)
はじめに
国際学会に参加してきたレポートの三日目です。
一日目の記事はこちらです。
snow-monkey-d-y.hatenablog.com
二日目の記事はこちらです。
snow-monkey-d-y.hatenablog.com
今回は色々な人の発表を聞いて、気になった人とは話たりと積極的に参加しておりました。
3日目のスケジュール
- Sessions(morning)
- Lunch
- Sessions(afternoon)
- Keynote Session 4: Emeritus Prof James Trevelyan
- Awards and Closing Ceremony
- Post-Conference Drinks
※細かいスケジュールは割愛しております。
Sessions (morning)
写真は撮るのを忘れてまして、ありませんが・・・
VRで没入型の第二言語学習システムを開発している研究が非常に面白かったです。
全体で学習分野のコンテンツにAR・VRを使ってるものが多かった印象です。
Lunch
Lunchは2日目と同じです。
Session(afternoon)
こっちも写真はありませんが・・・(発表中にパシャパシャ出来なんです。)
午後に参加したセッションで特に印象的だったのは、ARを使って避難訓練を行える学習コンテンツの開発で、日本人の研究でした。
なぜVRではなく、ARなのか?
それは、災害は現実世界に起こるものだからだそうです。
プロトタイプで、スマートフォンのカメラ越しに災害時のシチュエーションで移動していき、エレベーターに乗ったところ、火が燃え上がってきてゲームオーバーみたいなデモを流していました。
避難時にエレベーターを使用することは大変危険なことで、それを体験できるこの研究は非常に面白いなと思いました。
Keynote Session 4: Emeritus Prof James Trevelyan
この日一番楽しみにしていた、Jamesさんの基調講演。
実は、前日のConferenceGalaDinnerの時に同じテーブルで、少しお話をさせていただけました。気さくで、好奇心があって、知識も広く、日本の事も詳しくてすごい人だなぁという印象を持ちました。
彼自身も長い間(今も)エンジニアを教えてきた人で、エンジニア教育についての熱い公演でした。
その話の中で、エンジニアを学んだ多くの学生が、就職または就職してから数年してからエンジニアの世界を離れるケースが多いというのがとても印象的でした。
これは僕の周りでも共感できる部分もあり、疑問に思っていた部分でもあります。しかも、オーストラリアではエンジニアの学部を卒業するのに5年かかるそうです。
なぜ、苦労してエンジニアのスキルを身につけたのに実際の仕事ではエンジニアをやめてしまうのか・・?
彼の見解では、エンジニアに必要な要素には技術的な要素(プログラミングとか、電子工作、設計といった技術的なスキル)と非技術的な要素(コミニュケーション能力や、マネジメント、予測力など)の二つあって、非技術的な要素でつまずいてやめてしまう人が多い。それなのに、大学では非技術的な要素が重要だと教えてくれる機会がない。という事でした。
就職を控える身としては非常に参考になる内容でした。(※私もエンジニアにはなりません)
Awards and Closing Ceremony
表彰やら、何やらがあり、無事学会が終わりました。
日程的にはもう一日ありますが、これはソーシャルアクティビティのツアーの日になっています。
Post-Conference Drinks
最後はデッキでお酒を飲みながら、わいわいして終わりです。
学会に参加してみた感想
実は、国際学会には過去二回アプライしていましたが、どちらも承認されませんでした。今回三度目の正直でアプライしたとこ念願叶って参加できることになりました。
すごく嬉しい反面、修士論文をまとめる時期で非常に大変な時期なのであんまり行きたくない気持ちも実はありました笑
ですが、参加して本当によかったです。
国際学会での発表の経験値は10レベルくらい上げてくれると思います。
この機会をいただくのに関わってくださった方に感謝したいです。
おまけ
タイムスケジュールには入れてませんでしたが、セッションの合間にMorning Tea, Afternoon Teaという休憩タイムがありました。そこではカフェがオープンし、好きなコーヒーを作ってもらえました。
僕は、だいたいフラットホワイト(オーストラリアで人気のミルクがめっちゃ入ったコーヒー)を作ってもらってました。一度、アメリカンコーヒーを作ってとお願いしたけど、「なにそれ?」って返されてしまったので、エスプレッソに沸騰水を入れてと頼んで作ってもらいました。
調べたところ、オーストラリアではアメリカンコーヒーをWeakCoffeeとかいうみたいですね。
終わり。ではまた。
IEEE TALE 2018 Wollongong Australia Report2 (2nd-day)
はじめに
国際学会に参加してきたレポートの二日目です。
一日目の記事はこちらです。
snow-monkey-d-y.hatenablog.com
今回は自分自身もポスターセッションで発表しました。
2日目のスケジュール
- Opening Session
- Keynote Session 3: Prof Gregor Kennedy
- Poster Session
- Lunch
- Sessions(industry,Computing&IT-education,engineering-education,etc )
- Conference Gala Dinner
※細かいスケジュールは割愛しております。
Opening Session
Keynote Session 3: Prof Gregor Kennedy
この後のポスターセッションに備えており、参加してません・・・
Poster Session
いよいよポスターセッションが始まりました。
40分間のポスターセッションが二回ありその時間はポスターの前で説明するという発表です。
僕とポスターです。
正直緊張で顔が引きつっております笑
40分×2の中でだいたい15人~20人くらいに説明できたかなと思います。
ポスター発表についてはまた別の記事で詳しく書こうと思っています。
Lunch
ポスター発表が終わってからのランチだったので、最高に美味しかったです。
高級ホテルのビュッフェって感じで、至福の時でした。
Sessions
この日は、前日ポスターセッションの準備で遅くまで起きていて眠かったのと、発表が終わった開放感で、セッションの内容はほとんど覚えておりません・・・汗
メモもとり忘れてたので、思い出そうとしても大して思い出せないので割愛します。
Conference Gala Dinner
welcome-drinkから始まって、美味しい料理がたくさん出てきました。
おまけ
学会の開かれるウロンゴンは海岸沿いの街で、新鮮な海鮮がたくさん揃っています。
その中でも一番美味しかったのは、この生牡蠣です。
日本の牡蠣よりだいぶ小さめで、レモンを絞ってそのまま食べるか、オーロラソースをつけて食べます。これはめちゃめちゃ美味しい!
日本の牡蠣よりあっさりしていて、くどくなく何個でも食べられる感じです。
ウロンゴンにきた際は、ぜひトライしてみてください。
終わり。ではまた。
IEEE TALE 2018 Wollongong Australia Report1 (1st-day)
はじめに
オーストラリアで開催された、国際学会に参加してきました。
そのレポートをつらつら書いていきます。
今回は初日です。
IEEE TALE 2018とは?
テクノロジーと教育をテーマとしたIEEEの学会で、今年はオーストラリアのウロンゴンという都市で、12月4日〜7日の期間に開催されました。
1日目のスケジュール
- Pre-Conference Workshop
- UOW Campus Tour
- Conference Opening Ceremony
- Keynote Session 1: Xiaochen (Susan) Zhang
- Keynote Session 2: Dr Bror Saxberg
- Welcome Reception
Pre-Conference Workshop
UOW Campus Tour
・・・寝てました笑
Conference Opening Ceremony
ウロンゴン大学のシアタールームで開催されました。
Keynote Session 1: Xiaochen (Susan) Zhang
基調講演の一人目は、元Google社員・TEDxスピーカー・現ByteDance社員(?)の、Susanさんという方でした。
ITとの出会いや、ターニングポイント、自身の経験談についてなど引き込まれる内容でした。
Susanさんの話は、好奇心と行動力に満ち溢れていて、話を聞いてるだけでエネルギーを貰えるような素敵な時間でした。
Keynote Session 2: Dr Bror Saxberg
基調講演の二人目はSaxbergさんという人で、色々なLearningScience系の組織の最高責任者をやってきた人で、職歴がありすぎて、紹介の時はかまいたちのコントが頭から離れませんでした。
この人のスピーチは僕の研究に非常に参考になる内容で、必死で聞いていましたが、英語があまり聞き取れず、結局あまり理解できませんでした・・・
英語をもっと勉強しよう!と強く思った瞬間です。
Welcome Reception
初日最後のウェルカムレセプションでは、お酒や食べ物を楽しみながらオーストラリア原住民のアボリジニーの文化披露などが行われました。
アボリジニーの笛が重低音で響いて、なんとも言えない迫力がありました。
おまけ
学会参加者は、カバンや、USB、ペンなどいくつかの特典がもらえます。これは、学会に協賛している企業からだったり、学会オリジナルに作ったものだったりと様々です。
こういったものも記念になって嬉しいですね。